kayaru28の学習日記

勉強したことの整理と、graphvizでの図形作成練習のための学習日記です。

Azure:Azure管理者資格に向けての勉強メモ~Azure基本用語をまとめました~

]Azureの認定資格の一つである、Microsoft Azure Administrator(AZ-103、AZ-104)に向けて、基本用語っぽい単語とその意味をまとめていきます。 随時更新中になります。

Azureの購入形態

サポート種別

  • 基本(無料)
    • 請求およびサブスクリプション管理サポート
    • 24 時間年中無休のセルフヘルプ リソース
    • 必要な数のサポート チケットを送信する機能
    • Azure AdvisorによるAzure のベスト プラクティスに関するパーソナライズされたガイド
    • Azure の正常性状態と通知
  • 開発者($29/月 )
  • 標準($100/月)
    • 24 時間年中無休のメールと電話によるテクニカル サポート問い合わせ
    • 重大度に対する応答時間
      • 重大度C(事業に軽微影響)向けに8営業時間以内の応答
      • 重大度B(事業に部分影響)向けに4営業時間以内の応答
      • 重大度A(事業に重大影響)向けに1営業時間以内の応答
  • プロフェッショナルダイレクト($1,000/月)
    • 重大度に対する応答時間
      • 重大度C(事業に軽微影響)向けに4営業時間以内の応答
      • 重大度B(事業に部分影響)向けに2営業時間以内の応答
      • 重大度A(事業に重大影響)向けに1営業時間以内の応答
    • ProDirect 配信マネージャーのプールからの各種サービス
      • アーキテクチャサポートによるガイダンス
      • オペレーションサポートによるサービス レビューとアドバイザリの相談
    • Azureエンジニアによるウェビナートレーニン
  • プレミア
    • 専属 の テクニカルアカウントマネージャー( TAM)

エリアの概念

  • ジオ
    • 2つ以上のリージョンを含む
    • ジオ内のリージョンではペアとなる(一部を除く)
  • リージョン
    • 1つのジオに所属
    • 一部リージョンでは3つ以上のAZゾーンを含む
    • リージョンペア
      • 同一ジオ内の特定のリージョンのペア(一部リージョンを除く)
      • 求められる耐障害性、高可用性を求められる基盤となる
      • ペアで同時にメンテナンスが行われないことが保証されている
  • AZゾーン
    • 1つのリージョンに所属
    • 1つ以上のデータセンターを含む
    • 1部のリージョンでのみサポートされる

価格オプション

  • エンタープライズ 契約( EA)
    • 事前に利用料金をコミットすることによる割引
    • 期間は1年間
  • Azure Reserved VM Instances(予約インスタンス、RI)
    • Azure Virtual Machinesに対する利用をコミットすることによる割引
    • 期間は1年間、または3年間
  • 予約容量
    • PaaSサービスに対する利用をコミットすることによる割引
    • 対象はAzure SQL Database(仮想コアモデル)、Azure Cosmos DB、AzureSynapse Analytics、Azure Cashe for Redis
    • 期間は1年間、または3年間
  • Azureハイブリッド特典
    • オンプレミスのライセンスを流用することによる割引
    • 対象はAzure Virtual Machines、Azure SQL Database(仮想コアモデル)
  • Azure 開発/テスト価格
    • 開発/テストでの使用に限定
    • 対象はWindows Virtual Machines、BizTalk Virtual Machines (Enterprise、Standard) 、Azure SQL Database、SQL Server Virtual Machines (Enterprise、Standard、Web) 、Logic Apps エンタープライズ コネクション、App Service(Basic と Standard) 、Cloud Services 、HDInsight

リソースの管理

リソースグループ

  • リソースを論理的にまとめたグループ
    • リソースグループを削除すると、リソースグループ内のすべてのリソースも削除される
    • ダウンタイムなく内部リソースのグループ移動が可能
      • 依存関係にあるリソースは同時に移動する必要がある
  • ロック機能・・・リソースグループ(およびリソース)の「削除」または「変更・削除」を防止できる

タグ

  • リソースに対してカスタムな情報を付与できる
  • 1リソースに最大50個設定可能

Azure Resource Manager (ARM) テンプレート

  • デプロイが必要なリソースを定義したJSONファイル
  • テンプレートをデプロイすることで、テンプレートに記述されたリソースがデプロイされる
    • テンプレートセクション
      • parameters・・・テンプレート実行時に読み込みたい値
      • varlables・・・テンプレートファイル内で使われる変数
      • functions・・・テンプレート内で繰り返し使われる処理の塊
      • resources・・・デプロイするリソースを定義
        • dependsOnにより依存関係を表現
    • 作成済みのリソースから定義をエクスポート可能

Iaasモデル

  • クラシックモデル(V1)
    • 別名ASM(Azure Service Manager)
    • GUIはクラシックポータル中心での提供
  • Resource Managerモデル(V2)
    • 別名ARM(Azure Resource Manager)
    • GUIはAzureポータルでの提供
    • 構成要素をリソースとして表現し、システムをリソースの組み合わせで構成
    • リソースは必ずリソースグループに所属
    • リソースはURIによって表現
    • PaaSリソースもサポート

ネットワーク

VNet(仮想ネットワーク)

  • 使用するネットワーク空間全体(IPアドレス)を定義
  • アドレス範囲の追加または削除が可能
  • サブネット・・・VNetのネットワーク空間(IPアドレス)を分割
  • サービスエンドポイント・・・AzureサービスへのアクセスをVNet内部に限定することが可能

VNetピアリング

  • 同一リージョン内のVNet間を接続
  • ピアリングを行う両方のVNetにて接続の作成が必要
  • ピアリング設定中にVNetのIPアドレス範囲は変更不可
  • 直接ピアリングしたVNet同士のみが通信が可能となる
  • グローバルVNetピアリング・・・異なるリージョンのVNet間を接続可能になる

VNet間接続

VPNゲートウェイ

  • 暗号化されたトラフィックを送受信するためのゲートウェイ
  • 主な使用方法はサイト対サイト(Azure VNet - オンプレミスNW)、ポイント対サイト(Azure VNet - デバイス)、ネットワーク対ネットワーク(Azure VNet - Azure VNet)
  • 通常のサブネットと異なる「ゲートウェイサブネット」が必要
  • 2種類のVPNタイプ
    • VPN
    • Express Route
  • 2種類のVPNタイプ
    • ルートベース
      • IKEv2をサポート、推奨
      • 各トンネル間で暗号化する必要があるパケットをワイルドカードにより指定
      • 動的ルーティングを使用できる
    • ポリシーベース
      • IKEv1をサポート、非推奨
      • 各トンネル間で暗号化する必要があるパケットの IP アドレスを静的に指定
      • 静的ルーティングを使用できる
  • 通信要件に応じたSKUを設定
    • Basic・・・トンネル最大10、スループット合計最大100Mbps、BGP非対応
    • VpnGw1・・・トンネル最大30、スループット合計最大650Mbps、BGP対応
    • VpnGw2・・・トンネル最大30、スループット合計最大1Gbps、BGP対応
    • VpnGw3・・・トンネル最大30、スループット合計最大1.25Gbps、BGP対応
    • VpnGw#間は作成後の変更が可能
  • VPN接続設定
    • 指定した接続に対する共有キーを作成する
    • VNet対VNet、サイト対サイト、Express Routeを指定可能

ローカルネットワークゲートウェイ

  • VPNを用いてAzure VNetーオンプレミスNWを接続する際に用いる、オンプレミス側のVPN機器
  • オンプレミス側の、パブリックIPアドレスとルーティング可能なアドレス範囲を指定

Azure Express Route

NSG(ネットワークセキュリティグループ)

  • VNet内のトラフィックをフィルタリングすることができる
  • サブネット、NICに対して関連付けして適用
  • セキュリティ規則を受信/送信方向個別に設定して使用する
    • 名前
    • 優先度
    • ポート範囲
    • プロトコル(Any/TCP/UDP
    • 送信元(IP、サービスタグ、Any)
    • あて先(IP、VNet、Any)
    • アクション(許可、拒否)
  • 既定のルールが一式含まれている(暗黙のDeny含む 優先度65500)
  • サービスタグ・・・Azureが管理している特定のIPアドレスのグループ
  • アプリケーション セキュリティ グループ
    • 特定のアプリケーションで使用されるリソースのネットワークセキュリティグループ
    • ネットワークインターフェースをグループ化し、NSG内で送信元またはあて先として指定可能となる

Azure DDoS Protection Basic

  • 内部的なL4レイヤまでのDDoS攻撃を検知し、緩和する仕組み
  • 共有ネットワーク全体に適用

ロードバランサ―

Azure Load Balancer

  • リージョンに配置
  • L4ロードバランサ―
  • ソース・あて先×IPアドレス・ポートの4項目及びプロトコルを利用
  • 2種類のSKU・・・Basic/Standard
  • バックエンドプール・・・トラフィックを分散するあて先グループ(仮想マシン、スケールセット)
  • 正常性プローブ
    • バックエンドプールの状態監視設定
    • プロトコル、ポートを指定
  • セッション永続化・・・同一セッションのリクエストを同一クライアントへ分散する(クライアントIPまたはクライアントIPとプロトコルを指定可能)

Azure Application Gateway

  • L7ロードバランサ―(基本的な特徴はALBと同様)
  • リスナー・・・プロトコル、ポート、ホスト、IP アドレスの組み合わせにより構成されるトラフィックの到着先
  • ルーティング規則・・・リスナーとバックエンドプールの紐づけ
  • Cookieベースのスティッキー セッション
  • SSLオフロード
  • パス/URLベースのコンテンツルーティング
  • WAF機能も利用可能
  • スケーリングは手動と自動を設定可能、インスタンスの最大と最小を制限できる
  • SKU
    • レベル・・・Standard、WAF
    • サイズ・・・Small,Medium,Large

Azure Traffic Manager

DNS

Azure DNS

  • DNSのマネージドサービス
  • ゾーンをVNetにリンクして使用
    • 自動登録の有効化・・・有効化したVNet内に仮想マシンが追加されると自動的にレコードが登録

既定の内部DNS

  • 名前解決対象は同一VNetおよびインターネット上の公開ホスト
  • 任意のレコードの追加は不可

ストレージ

ストレージアカウント

  • ストレージサービスを使うための基本設定
  • 作成時の指定オプション
    • インターネット上で一意の名前を設定
    • アカウントの種類
      • 汎用v1・・・すべてのストレージの種類(Blob、Files、Table、Queue)をサポートしているが、 すべての機能はサポートしていない
      • 汎用v2・・・すべてのストレージの種類とすべての機能をサポート
      • Blobストレージ・・・Block Blob、Append Blobを利用できる
      • ファイルストレージ・・・Filesをサポート
    • パフォーマンス
      • Standerd(HDD)・・・IOPS上限20000、Diskあたり500
      • Premium(SSD)・・・冗長化はZRSまでがほとんど
    • レプリケーション
      • LRS(ローカル冗長ストレージ)・・・リージョン内の同一データセンターで3つのレプリカ
      • ZRS(ゾーン冗長ストレージ)・・・リージョン内の3つの可用性ゾーン(AZ)にわたって計3つのレプリカ
      • GRS(地理冗長ストレージ)・・・ペアリージョンにて3つずつ、合計6つのレプリカ、フェールオーバー時はアクセス不可
      • RA-GRS(読み取りアクセス地理冗長ストレージ)・・・ペアリージョンにて3つずつ、合計6つのレプリカ、フェールオーバー時の読み取りアクセス可能
  • 利用可能ストレージサービス
    • Disk(ページBlob)
      • 仮想マシンにアタッチする仮想ディスク(VHD)用ストレージ
      • マネージドディスク(管理ディスク)とアンマネージドディスク(非管理ディスク)の2種類
    • Blob(ブロックBlob)
      • オブジェクトストレージ
      • アクセス頻度(ホット、クール、アーカイブ)による使い分け可能
        • ホット・・・可用性99.9%、アクセスコスト低、容量単価高
        • クール・・・可用性99%、アクセスコスト中、容量単価中
        • アーカイブ・・・可用性SLAなし、アクセスコスト高、容量単価低
    • Table・・・キー・バリューストア
    • Queue・・・キューサービス
    • File・・・ファイル共有サービス

バックアップサービス

Recovery Servicesコンテナ―

  • バックアップデータを格納する入れ物
  • 同一リージョンのデータしかバックアップ取得できない

Azure Backup

  • クラウド・オンプレミスのデータをバックアップし、リストアすることを可能とするサービス
  • スナップショット
    • 仮想マシン上の全ディスクの特定時点のコピー
    • WindowsVM用の拡張機能にて、メモリ内のデータのコピーも取得可能
  • MARS(Microsoft Azure Recovery Services)・・・オンプレミス向けのバックアップのために必要なエージェント
  • バックアップポリシー
    • バックアップの取得タイミングと周期・頻度および保持期間を指定可能
    • デフォルトでは1日1回、30日間保持、保持期間は最大99年
  • 復元オプション
    • 新しいVMを作成する
    • ディスクを復元する(別途VMをカスタマイズして作成する際に利用する)
    • ディスクを復元し、既存の仮想マシン上のディスクを置き換える(非暗号化のマネージドVMのみ)
  • ファイル/フォルダーレベルの復旧も可能

Azure Site Recovery

  • データの安全な保護及び短時間での災害復旧を可能にするサービス
  • 自動で仮想マシンのバックアップを開始し、レプリカのマネージドディスクにデータを保持

Azure Virtual Machines

  • IaaS環境を提供
  • サイズの変更には再起動が必要
  • 3種類のディスクを接続可能
    • OSディスク
    • 一時ディスク
    • データディスク(オプション)
  • 監視・診断機能の有効化・・・ストレージサービスのBlobとTableへ情報を蓄積する
  • 可用性セット
    • 障害ドメイン/更新ドメインが異なるVMの組み合わせ
    • 障害ドメイン
      • 電源やネットワークスイッチが独立したハードウェアのグループ
      • 同じ障害ドメインVMは物理障害にて同時ダウンの可能性あり
    • 更新ドメイン
      • アップデートを行う単位
      • 同じ更新ドメインVMは同時にパッチ適用・再起動の可能性あり
  • スケールセット
    • 同一イメージの仮想マシンをグループ化して作成・管理することが可能
    • CPU使用率に基づく自動スケーリングルールを作成できる
    • スケールセット内の最大・最小インスタンス数を設定可能

コンテナ基盤

Azure Container Instances

  • コンテナ―実行サービス
  • コンテナグループ・・・同じホストマシンで実行されるコンテナの集合

Azure Kubernetes Service

  • Kubernetesクラスターをデプロイ
  • AKS自体は無料であり、AKSのために動いているノードのリソースに基づいて課金

Azure Service Fabric

  • マイクロサービスプラットフォームの構築・運用を可能とするサービス
  • オーケストレーション、アプリケーションやコンテナのパッケージング、デプロイ、運用機能を提供
  • Azure のインフラストラクチャおよび多様な Microsoft サービスを支えるOSS
    • Skype for Business、Intune、Azure Event Hubs、Azure Data Factory、Azure Cosmos DB、Dynamics 365、Cortana
    • Azure SQL Database、Azure SQL Data Warehouse、Azure Database for MySQL/PostgreSQL

データベース

Azure SQL Database

  • データベース最大容量は4TB
  • パフォーマンスに基づく購入モデル
    • DTUモデル
      • CPU使用率、メモリ使用量、ディスクI/Oを組み合わせた値
      • 大きい段階にBasic、Standard、Premiumがある
    • 仮想コアモデル
      • コンピューティング/メモリ/ストレージを独立してスケール可能な新しいモデル
      • 大きい段階にGeneral Purpose、Business Critical、Hyper Scaleがある
  • 複数のセカンダリノードに対するレプリケーション(Premium or Business Critical)
  • 自動バックアップ
    • 保存期間はBasic7日間、Standard/Premiumは35日間、仮想コアモデルは35日間
    • アクティブ地理レプリケーション
  • 管理ツール
  • エラスティックプール・・・プール内の複数のDBがリソースを共有
  • Managed Instance・・・オンプレミスのSQL Server互換性100%のDBインスタンス
  • アクセスには、Azure内部からはAzure接続の有効化、外部からはDB/SVレベルのFWにおける許可設定が必要

Azure SQL Data Warehouse

  • 並列分散データベースサービス
  • 制御ノード、コンピューティングノード、ストレージに分かれる
  • データベース最大容量は240TB、1TBごとに自動スケール
  • パフォーマンスはDWU単位で、DWUを変更すると実行中のクエリは停止する
  • データを維持しての一時停止可能

Azure Database for MySQL/PostgreSQL

  • 複数の仮想マシンクラスター構成がとられた基盤上のDB
  • 自動バックアップ(7~35日間の保存)
  • パファーマンスベースのプラン
    • Basic・・・仮想コア1~2、メモリ2GB、ストレージは5GB~1TBのStandard Storage
    • 汎用・・・仮想コア2~32、メモリ5GB、ストレージは5GB~4TBのPremium Storage
    • メモリ最適化・・・仮想コア2~16、メモリ10GB、ストレージは5GB~4TBのPremium Storage
  • 基盤となるサーバに対する課金(データベース単位ではない)

Azure Cosmos DB

  • NoSQLデータベースサービス
  • 異なるデータモデルの5つのデータベースAPIを提供
    • SQL API
      • ドキュメント指向データベース
      • JSON形式のドキュメントをサポート
      • SQLライクなクエリ言語をサポート
      • 自動インデックス作成
    • MongoDB API
      • ドキュメント指向データベース
      • MongoDBと互換性のあるAPIを提供
    • Gremlin API
      • グラフデータベース
      • Apache TinkerPropのマネージドサービス
    • Table API
    • Cassandra API
      • 列志向データベース
  • パフォーマンスはRU単位
    • 1RUは1KBのドキュメントをID指定で取得した際のコストに相当
    • 400RUから、100/秒単位で指定でき、変更可能
    • 上限は10000RU/秒または10GB
    • RUと容量に基づいて自動でスケールアウト
  • パーティション分割を有効化可能
    • 有効化時はRUと容量の上限が無制限
    • マルチマスター書き込み機能もあり
  • RUに基づいた時間単位+格納データ量に基づいて課金
  • 地理レプリケーションを構成可能(レプリケーション先に上限なし)
    • 書き込みリージョンと読み取りリージョンに分類
    • 書き込みリージョンの更新内容の浸透は非同期
    • 優先順位を指定して、レイテンシを最小化できる
  • 3種類の特別なSLA・・・対RUで指定されたスループット、整合性レベル、レイテンシ
  • 5つの整合性レベル・・・強い整合性、有界整合性制約、セッション、一貫性のあるプレフィックス、結果整合性

IoT関連

Azure IoTソリューションアクセラレータ

  • 複数のIoTのPaaSサービスおよびコード資産を使用した特定のシナリオ向けのアプリケーション
  • OSSなのでカスタマイズ可能

Azure IoT Central

  • IoTデバイスの接続、監視、管理を簡潔かつスケーラブルに行えるマネージドSaaS
  • 内部で複数のPaaSサービスを活用

Azure IoT Hub

Azure IoT Edge

  • 処理をエッジデバイスにて実行できるようにするソリューション
  • 処理の内容をDockerコンテナ(IoT Edge モジュール)としてエッジ側デバイスにデプロイ
  • カスタムコード及びAzure Functions/Azure Stream Analytics/Azure Machine Learningサービスによる処理を実行可能

分析基盤

Azure Data Factory

  • ETL (抽出 - 変換 - 読み込み)、ELT (抽出 - 読み込み - 変換)、データ統合等を行うデータ パイプラインクラウド サービス
  • クラウドの Spark クラスター(Azure HDInsight)を使用して処理
  • パイプライン
    • 1 つのタスクを実行するための複数のアクティビティから構成される論理的なグループ
    • データ ファクトリには、1 つまたは複数のパイプラインを設定可能
  • データフローのマッピング
    • データ変換ロジックのグラフを作成して管理
    • 再利用可能なデータ変換ルーチンのライブラリを構築し、パイプラインから実行可能
  • アクティビティ
    • パイプライン内の処理ステップで、3種類に分類(データ移動アクティビティ、データ変換アクティビティ、制御アクティビティ)
  • データセット
    • データ ストア内のデータ構造
  • リンクされたサービス
    • 外部リソース(データストアまたはコンピューティングリソース)に接続するために必要な接続情報
  • トリガー
    • パイプラインの実行をいつ開始するかの定義
  • 制御フロー
    • パイプラインアクティビティのオーケストレーション
    • シーケンスに従うアクティビティの連鎖、分岐、パイプライン レベルでのパラメーターの定義、オンデマンドかトリガーからパイプラインが呼び出される際の引数の受け渡しを含む
  • 変数
    • パイプライン内での一時的な値の格納、アクティビティ間で値を受渡に使用

Azure Databricks

  • Sparkベースの分析プラットフォーム
  • クラスターを動的にスケールアップ/ダウン可能
  • データ領域としてAzure Blob Storageを使用

Azure HDInsight

リアルタイムデータ処理

Azure Event Hubs

  • スケーラブルなパブリッシュ/サブスクライブサービスの提供
  • パーティション
    • 事前に数を設定する、分散処理の単位
    • イベントごとに異なるパーティションにて処理
    • 7日間データを保持可能
  • スループットユニット
    • 容量の単位(1MB/秒または1000イベント/秒が上限)
  • 複数の入力元および出力先を指定して処理可能

Azure Stream Analytics

  • SQLライクなクエリ言語でサブスクライブ処理を記述
  • ストリーミングユニットとして1MB/秒単位でスループットを割当
  • 連携先はAzure Event Hubs/Azure SQL Database/Azure Data Warehouse/Azure Cosmos DB/Azure Blob Storage

Azure Machine Learning

  • 機械学習モデルの構築・訓練・デプロイを行うサービス

Azure Machine Learning Studio

  • データの入出力・クレンジング・アルゴリズムの実行をGIUでブラウザー上にて実施可能
  • 各処理のブロックをつなげていくことで処理のパイプラインを構築する
  • RやPythonの自作スクリプトも実行可能
  • スケーリングやGPUサポートに課題あり

Azure Machine Learning サービス

  • 大規模な機械学習のモデル開発・デプロイ・管理ができるサービス
  • オープンソースのツール(TensorFlowやJupyter)をサポート
  • 機械学習モデルの生成とチューニングの自動化

Azure Cognitive Services

  • 資格・音声・言語処理の機能を提供するAPIサービス
  • API群は5つのカテゴリに大別される
  • Vision
    • Computer Vision・・・画像の分析
    • Face・・・画像における顔の検出・認証、グループ化
    • Content Moderator・・・不適切なコンテンツを自動検出
    • Custome Vision・・・カスタマイズ可能な画像認識モデル
    • Video Indexer・・・ビデオ内会話のテキスト化、キーワードちゅしゅつ、タグ付け
  • Speech
    • Speech Services・・・音声認識・合成・翻訳
    • Speaker Recognition・・・話者識別・音声認証
  • Language
    • Bing Spell Check・・・スペルチェック
    • LUIS(Language Understanding)・・・文章に対する意図・キーワード抽出
    • Text Analytics・・・文章内の感情・トピック分析
    • Translator Text・・・機械翻訳
  • Knowledge
    • QnA Maker・・・Q&Aマッチング
  • Search
    • Bing Autosuggest・・・検索候補の表示
    • Bing Image Search・・・画像検索
    • Bing Video Search・・・Web上の動画を検索
    • Bing News Search・・・Web上のニュース記事を検索
    • Bing Web Search・・・Bingでインデクシングされたドキュメントの検索
    • Bing Visual Search・・・類似画像の検索
    • Bing Custom Search・・・カスタマイズされた検索サービス
    • Bing Entity Search・・・キーワードをもとに、近くの関連エンティティを特定

アプリケーション基盤/開発基盤

Azure App Service

  • WEBアプリケーション開発に主に活用できるPaaSソリューション
    • Web Apps・・・Webアプリケーションをホスト
    • Web App for Containers・・・コンテナ―化されたWebアプリケーションをホスト
    • Mobile Apps・・・モバイルアプリのバックエンドをホスト
    • API Apps・・・Web APIをホスト
  • Azure Functionsの基盤となっている
  • App Serviceプラン
    • App Serviceの基盤で、複数のApp Serviceで共有される
    • リージョン、スケールカウント、インスタンスサイズ、SKU等を定義
    • 複数の価格レベルのプランがあり、使える機能が異なる
      • Free・・・共有環境/無料/アプリ数10/ディスク1GB/最大1インスタンス
      • Shared・・・共有環境/インスタンス課金/アプリ数100/ディスク1GB/最大1インスタンス
      • Basic・・・占有環境/プラン課金/アプリ数無制限/ディスク10GB/最大1インスタンス
      • Standerd・・・占有環境/プラン課金/アプリ数無制限/ディスク50GB/最大10インスタンス
      • Premium・・・占有環境/プラン課金/アプリ数無制限/ディスク250GB/最大30インスタンス
      • Isolated・・・占有環境/プラン課金/アプリ数無制限/ディスク1TB/最大100インスタンス
  • カスタムドメインの利用(Basic以降)
  • 自動スケーリング(Basic以降)
    • CPU使用率やタイムスケジュールに合わせた自動スケーリングが可能
  • デプロイスロット(Standard以降)
    • スロット間のアプリケーションはダウンなしで交換可能
    • ブルーグリーンデプロイや暖機運転後のデプロイ、デプロイ後即時ロールバック等が可能となる
  • App Service Environment(Isolatedのみ)
    • App Serviceプランのインフラを仮想ネットワーク上に構築し、通信制御、オンプレミスへのセキュア・高速アクセスを可能とする
  • Azure DevOpsによるCI/CD可能
  • 1つのスナップショットとして保存可能

Azure Logic Apps

  • サービス統合・ワークフロー作成を効率的に実行するソリューション
  • デザイナーを使ってGUIでワークフローを実装
  • 需要にあわせて自動スケールアップ
  • コネクタ・・・利用するデータとサービスへのアクセスを定義し、データへの接続・操作を支援するインターフェース
  • トリガー・・・特定のイベントに基づいたワークフローの開始
  • アクション・・・ワークフローにおける各ステップ

Azure Functions

  • イベント駆動型のサーバーレスプレっとフォーム
  • バインド・・・他Azureサービスに容易にアクセスするための機構
  • トリガー・・・コードを実行するための条件
  • 実行時間に基づく課金
    • App Serviceプランベースでの課金も可能
  • リポジトリ経由でのコードデプロイが可能

Azure DevOps

  • 5つのサービスで構成された、DevOpsのプラクティス(CI/CD、アジャイル開発、アプリ監視)を実行するソリューション
    • Azure Pipelines・・・CI/CD(ビルド、テスト、デプロイ)
    • Azure Boards・・・アジャイルツール
    • Azure Artifacts・・・開発環境の作成
    • Azure Repos・・・プライベートGitリポジトリ
    • Azure TestPlans・・・テストツール
  • DevOps Projectという単位にて、DevOpsのためのソリューションを構築
    →”サービス”を基盤とする”フレームワーク/ランタイム”を用いたアプリケーションコードのCI/CD環境が構築

制御・監視・認証

サブスクリプションロール

  • サブスクリプション上のリソースに対する管理権限
  • Azureにて作成済みの利用も、カスタム定義も可能
    • 所有者ロール・・・他ユーザーアクセス権の制御権限と、全リソースへのフルアクセス権限
    • 共同管理者・・・全リソースへのフルアクセス権限
    • 閲覧者・・・全リソースへの読み取り権限
  • Azure AD のユーザー、グループ、サービスプリンシパルに対して付与できる

Azure Active Directory

  • クラウドベースの認証基盤
  • テナント
  • ユーザまたはグループに、アクセス許可を付与したロールを割り当てる
    • 直接割り当て・・・ユーザに対して直接ロールを割り当て
    • グループ割り当て・・・グループに対してロールを割り当てることで、所属する全ユーザにロール割り当て
    • ルールベース割り当て・・・ルールベースでグループにユーザを動的に割り当てる機構を備えたグループ割り当て
  • ロールの定義
    • Id・・・ロールの識別子
    • IsCustom・・・カスタムロールかどうかのフラグ
    • Desctiption・・・説明
    • Actions/NotActions
      • 許可/拒否されるアクション
      • Company.ProviderName/resourceType/action の形式
    • DataActions/NotDataActions
      • 許可/拒否されるデータ操作
      • アクションがデータ操作に変わった以外はActions/NotActionsと同様
    • AssignableScopes
      • ロールを適用するスコープ
      • 単一または複数のサブスクリプション、特定のリソースグループ、特定のリソースといった設定が可能
  • インターネット標準に基づく業界標準プロトコル(Open ID Connect、SAML、WS-Federation等)を使用
  • 課金プランはFree、Basic、Premiumu(P1,P2)、Office365付属
  • 必ず管理者を作成して運用する必要がある
  • 管理の方法はAzure portalGUI)、PowerShellスクリプト)、Azure AD Graph(API
  • フェデレーションにおいては、自身が認証処理を行うパターンも、外部に認証要求を依頼するパターンも可能
  • OpenID ConnectとのIDフェデレーション
    • Azure ADへの「アプリの登録」
      1. 認証を挟みたいアプリの種類とサインオンURLを設定
      2. アプリケーションID=クライアントIDの自動割り当て
    • ログイン時の処理
      • ログインされていなければ、oauthを用いるログイン画面にリダイレクト
      • ユーザ側でのログイン情報入力
      • サインオンURLに対してid_takenを付与してリダイレクト
      • アプリケーション側でのトークン情報の取得と検証
        1. トークン情報内の以下の情報を取得
          1. 証明書の情報を格納したJSONフォーマットの文字列
          2. クレーム情報を格納したJSONフォーマットの文字列
            • ユーザの基本情報
            • トークンの有効期限
            • クライアントID/ディレクトリID
            • nonse ←リプレイアタックの防止
          3. デジタル署名
        2. 有効期限等の検証
  • アプリケーション認証基盤に対する認証情報の処理
    • 認証処理パターン
      • Azure ADの直接参照
        • Azure ADのみに認証したIDがあればOK
      • アプリケーション独自の認証基盤とAzure AD間でIDフェデレーション
        • 認証を行う基盤同士でIDを連携(認証したいIDが両方の基盤に含まれている必要がある)
    • Azure ADのユーザ同期API
      • Azure AD Graphの差分クエリ
      • 初回は全ユーザ、以降は差分のユーザ情報を提供
  • 条件付きアクセス
    • Azure AD Premiumにて提供
    • Azure AD側でのアクセス制御
    • 様々な条件を組み合わせた認証条件を設定可能
      • クライアント・・・ユーザ、グループ、IPアドレス、クライアントアプリ、デバイス、プラットフォーム等
      • アクセス先
  • コンセント
    • 特定のディレクトリに登録されたアプリケーションへの認証を、他ディレクトリでも提供可能にする
    • マルチテナントの有効化により、利用可能
  • アプリケーション間のAPI連携の認証
    • 登録したアプリケーションに「必要なアクセス許可」としてアクセス先のアプリケーションAPIを追加
  • Azure AD v2エンドポイント・・・Microsoft個人サービスとの連携認証が可能
  • アプリケーションギャラリー・・・著名なアプリケーションが登録され、フェデレーションが簡単に完了できる
  • オンプレミスActive DirectoryとのIDフェデレーション
    • オンプレミスAD側でのセッティング
      1. フェデレーション用のAD FSを実行
      2. Webアプリケーションプロキシ(AD FS Proxy)を実行してAD FSと連携
      3. AD FS Proxyをインターネットからの接続が可能になるよう構成
      4. Azure AD Connet をインストールし、IDを同期
    • Azure AD認証エンドポイントに対して、オンプレミスADのユーザ情報が送られたらオンプレミスADに認証要求を発行する
  • Azure AD B2B

Azure Policy

  • リソースの状態を制御するポリシーの作成、割り当て、管理をすることで、一貫性のあるインフラを維持
  • ポリシー定義
    • JSON形式で記述された、評価する対象とその際のアクションを規定
    • スコープを指定して、割り当てを行う(サブスクリプション、リソースグループ等)
  • イニシアチブ
    • ポリシー定義のグループ
    • スコープを指定して、割り当てが可能(サブスクリプション、リソースグループ等)

Azure 管理グループ

  • 複数のAzure サブスクリプションをまとめて、アクセス、ポリシーの管理をするためのグループ
  • 管理グループ内に管理グループを含むことも可能

Azure Blueprints

  • ARMと同様にデプロイに必要な一連のリソースを定義し、一括デプロイをすることができる

Azure Monitor

  • クラウド・オンプレミス環境の監視・データ収集・分析を一元的に行えるソリューション
  • メトリックとログを収集し、その監視と視覚化を行う
    • リソース作成後自動で収集が開始するが、一部サービス(Azure SQL Database等)では診断の有効化が必要
    • 仮想マシンについては、Log Analytics エージェントの追加により収集情報を増える
  • ログのクエリと分析
    • アプリケーション独自のカスタムログをKustoクエリ言語を用いて定義し、収集することも可能
    • アクティビティログ・・・Azureで発生したサブスクリプションレベルのイベントに関するログ
    • Azure Advisor
      • 取得されたメトリック・ログを基にベストプラクティスにそった推奨事項を自動生成
      • 費用対効果、パフォーマンス、高可用性、およびセキュリティを向上させる
  • アラートとアクションの設定
    • アラートルール
      • 通知を発行する基準
      • 監視対象のリソースと、シグナルロジック(通知する条件)を定義
    • アクショングループ
      • 通知方法の設定
      • Automation Runbook、Azure Functionといったタイプを指定可能

Network Watcher

  • 仮想ネットワークの監視を行うツール
  • リージョンごとに有効化することで利用可能
  • 監視ツール
    • トポロジ ツール・・・Azure VNetおよびそのリソースと接続・関係がグラフィカルに表示する
    • 接続モニター ツール・・・Azure リソース間およびIPアドレスまたはFQSNの接続状態を監視する
    • Network Performance Monitor・・・エンドポイント間(VNet間等)における待機時間とパケット廃棄状態を追跡する
  • 診断ツール
    • IP フロー検証ツール
      • 特定の仮想マシンに対するパケットの許可・拒否を検証できる
      • NSGによって拒否されると、そのグループの名前を表示できる
    • 次ホップ ツール
      • 仮想マシンから任意の宛先へのパケットの移動経路を検証できる
    • セキュリティ グループ ビュー
      • NICに適用されているすべてのNSGを表示できる
    • パケット キャプチャ ツール
      • 仮想マシンのパケットキャプチャをするツール
      • 仮想マシン拡張機能であり、パケット キャプチャ セッションの開始により自動的に実行
      • Azure Storageまたはローカルサーバにキャプチャを保存
      • 既定の使用制限にて、リージョンあたり 100 セッション、全体で10,000が上限
    • 接続のトラブルシューティング ツールとは
      • 仮想マシン間における TCP 接続を検証できる
      • 接続に成功した際の待機時間(ミリ秒)、送信されたプローブ パケット数、ルート全体でのホップ数を表示
      • 接続に失敗した際のエラー詳細を、CPU使用率、メモリ使用率、外部FW、DNS名前解決、NSG、ルーティングの観点で表示
    • VPN トラブルシューティング ツールとは
      • VPNゲートウェイ接続に関する問題を検証できる
      • メンテナンスや更新、プロビジョニングの状態といった詳細な観点で診断

Multi-Factor Authentication

  • 認証のために、2つ以上の要素を用いること
  • Azure AD, Microsoft 365 Business, Office 365にて使用可能

そのほか

Azure Stack

  • オンプレミスでのAzure機能を利用可能にする物理基盤ごと提供される統合サービス
  • 複数のベンダから自社の物理基盤を用いたバージョンの統合サービスが提供
  • Azure同様にポータル画面での管理が可能であるが、利用者用と別にStack基盤の管理者用が用意される
  • 複数の課金体系

AWSサービスとの対応関係

  • 公式ドキュメントに参考になりそうなものがあったので張っておきます。

docs.microsoft.com

参考サイト